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東急、静岡県にてAIと遠隔接客統合のコンシェルジュサービス提供開始

2021/10/11(月)

サービスイメージ

東急株式会社(以下、東急)は、静岡県が実施する「東伊豆・中伊豆地域公共交通・観光情報の提供における実証事業」の2021年度事業受託者に決定した。10月6日付のプレスリリースで明かしている。
同事業の目的は、「新しい生活様式」下における交通・観光情報の提供のあり方を検証・共有することだ。DXに資する新たな技術を導入する。これにより、伊豆地域を訪れる観光客のニーズに適合した情報提供を行い、利用者の利便性を高める。さらに、利用者の行動傾向データを収集し、利用者ニーズや行動の傾向などを分析する。

同事業では、同社提供のコンシェルジュサービスに遠隔接客とAIチャットボットを組み合わせたものを活用する。これにより、伊豆地域(熱海、三島、伊豆高原)を訪れる観光客への情報提供を行い、最適な観光案内の実現を目指す。

同サービスは、株式会社Huber.(以下、Huber)提供の「たび診断」と株式会社Nextremer(以下、Nextremer)提供の「AI案内サイネージ」を組み合わせたものだ。「AI案内サイネージ」ではAIチャットボットがよくある質問を回答。観光案内所のスタッフが「たび診断」の結果をもとに、ユーザーのニーズや嗜好性に合わせた相談、観光提案を遠隔で行う。実施期間は2021年10月7日から2022年2月28日までだ。
また、同サービスは、観光案内所の営業時間外や実際に観光案内所を訪れなくても対応できる。そのため、道案内や観光案内など来訪者の困りごとを非接触、非対面で解決可能だ。これにより、コロナ禍においても、安全・安心な新たな観光案内を実現する。既に、2021年3月25日より東横線・田園都市線渋谷駅および渋谷駅観光案内所「WANDER COMPASS SHIBUYA」にて導入済みだ。月間利用者数が1000名を超えており、案内業務の拡充と効率化にも寄与している。

さらに、同事業では、熱海、三島、伊豆高原の駅構内または駅周辺施設に同サービスを導入したサイネージ端末を設置する。交通拠点である駅を利用する観光客に対し最適な交通情報、観光情報案内を提供することで、公共交通の利便性向上と東伊豆、中伊豆地域への回遊促進を目指すという。

なお、同社は、問い合わせ業務の効率化や伊豆地域への来訪客の嗜好性やニーズ、行動の傾向などのデータ分析をする。これにより、今後の静岡県の公共交通活性化や観光施策に生かすと述べている。

サービス概要

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