東急不動産ら、東京都港区でグリーンスローモビリティの実証実験開始
2021/10/29(金)
東急不動産株式会社(以下、東急不動産)、東日本旅客鉄道株式会社、一般社団法人竹芝エリアマネジメント、MONET Technologies株式会社、KDDI株式会社、株式会社kmモビリティサービスは、国土交通省(委託先:復建調査設計株式会社)の公募に対して、「都心区における旅行者・居住者向けマイクロツーリズムの実証実験」を事業主体である東京都港区(以下、港区)と連携して提案し、2021年9月10日に採択された。東急不動産が10月27日付のプレスリリースで明かしている。
同実証実験では、11月12日から12月6日まで港区の浜松町・竹芝エリアや高輪・白金・白金台エリアにおいて、「グリーンスローモビリティ」を運行する。これにより、地域の交通課題解決および、旅行者・居住者が近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」促進による地域の活性化を目指す。 同実証実験の対象エリアの課題は、充実した南北方向の移動手段に対し、東西方向の移動手段および移動効率が低いことだ。また、両エリアはそれぞれ、地形特性による課題を抱えている。浜松町・竹芝エリアでは、海に囲まれているため回遊性が低い。一方、高輪・白金・白金台エリアは、道幅が狭く急勾配な坂道が多い。
グリーンスローモビリティの特徴は、「環境性能の高さ」、「コンパクトさ」、「乗降のしやすさ」だ。グリーンスローモビリティを使うことで、両エリアが抱える交通課題の解決につながることが期待される。
また、港区は、「港区基本計画」、「港区総合交通戦略」、「港区環境基本計画」、「港区低炭素まちづくり計画」において、小型モビリティの導入検討や環境負荷の少ない車両の運行によりゼロカーボンシティを目指していくことを掲げている。同実証実験を通して都心における新たなモビリティ活用の可能性を検証するとともに、マイクロツーリズムの促進を図り、両エリアの活性化につなげるという。
(出典:東急不動産 Webサイトより)