東急、交通+映画+食事のサブスクを提供 日本初、3月1日から実証開始
2020/1/16(木)
東急グループは、2020年3月1日(日)から、東急線沿線で交通、映画、食事が一体となったサブスクリプション型チケット「東急線・東急バス サブスクパス」に関する実証実験を開始すると発表した。
■サービスの概要
このサービスでは、1カ月単位の東急線全線と東急バス全線乗り放題乗車券に、「109シネマズ」の映画観放題パス、東急線沿線の駅構内にあるそば屋「しぶそば」の定額パス、専用電動自転車&駐輪場の貸与サービス※の中から、追加サービスとしていずれか1つ以上選択し、好きな組み合わせでセット販売を行う。申し込みしたユーザーには、東急線全線、東急バス全線の乗り放題乗車券(磁気券)に、選択した追加サービスを印字したサブスクパスが郵送される。追加サービス付きのサブスクパスを提示することで、109シネマズの対象映画館では、有効期間内であれば何度でも映画鑑賞が可能で、しぶそばでは、全12店舗(一部新規開業予定)で1日1回かけそば、またはもりそばを食べることができる。また、専用電動自転車&駐輪場の貸与サービスでは、東急線沿線の一部の駐輪場に、申し込みユーザーの専用電動自転車と駐輪スペースが用意されるとのこと。
※ 専用電動自転車&駐輪場の1カ月間の貸与サービスについては、4月1日~、5月1日~の期間のみ選択可能予定
■サブスクパス販売価格
サブスクパスの最低価格は1カ月税込み18,000円(電車+電動自転車)。最高価格は36,500円(電車・バス+電動自転車+109シネマ+しぶそば)。有効期間は1カ月間で、2020年3月、4月、5月から選択可能。【2020年1月16日(木)から申込開始】※有効期間は、2020年3月、4月、5月から選択
(1)電車&バス+109シネマズ+しぶそば33,500円 (一日あたり約1,120円)
(2)電車&バス+109シネマズ
30,000円 (一日あたり約1,000円)
(3)電車&バス+しぶそば
23,500円 (一日あたり約790円)
【2020年2月10日(月)から申込開始】※有効期間は、2020年4月、5月から選択
電車&バス+電動自転車+109シネマズ+しぶそば 36,500円 (一日あたり約1,220円)電車&バス+電動自転車+109シネマズ 33,000円 (一日あたり約1,100円)
電車&バス+電動自転車+しぶそば 26,500円 (一日あたり約890円)
電車&バス+電動自転車 23,000円 (一日あたり約770円)
電車+電動自転車 18,000円 (一日あたり約600円)
(価格はいずれも税込、一日あたりの価格は1カ月を30日で計算した場合)
販売サイト 「SALUS ONLINE MARKET」(サルースオンラインマーケット)
https://shop.tokyu-bell.jp/shop/static/salus/subscpass/meta/index.html (1月16日AM10:00ごろオープン予定)
■サービスの目的と今後の方針
電車・バス・電動自転車などの交通手段と、映画、食事などの生活サービスが一体となった定額制サービスは、日本初の取り組み。東急グループのプレスリリースによると、「本サービスは、高齢化に伴い外出機会の減少が見込まれるなか、交通・不動産・生活サービス事業を展開する東急グループの総合力を活かし、交通手段と生活サービスをセットにすることで、お客さまの回遊性・利便性を高め、沿線価値のさらなる向上を目的としています」とのこと。今回の実証実験では、購入者層のニーズや利用動向を調査する。今後は実証実験の結果を踏まえ、デジタル基盤での複合的なプラットフォームサービスの本格導入を検討していく方針だ。