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Bestmile社日本法人代表インタビュー:サードパーティとしてMaaSプラットフォーマーの地位の確立へ

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2019/3/4(月)

Bestmile日本法人代表 光谷 武 氏

Bestmile(ベストマイル)は、自動運転車両やEV向けのモビリティサービス開発プラットフォームを提供しており、車両だけではなく他のモビリティにも業域対象を広げている。Bestmileが提供するモビリティサービスプラットフォームは、データの収集、分析、最適化による群制御を可能としており、モビリティプロバイダが複数の車両の運行管理や遠隔監視をする際に使用されている。2016年に始まったスイス・バレー州シオンにおいての世界初の自動運転バス実証実験では、Bestmileの車両自動運行システムが採用されている。
日本にも拠点を置くBestmile。今回は日本法人代表の光谷 武 氏(以下、光谷氏)に話を伺った。

――自動運転バスの現況はいかがでしょうか?

光谷氏 スイスのシオンでは既にパイロット運行を終え、商業レベルでの運行が始まっています。自治体とSBB(スイス連邦鉄道)が出資し、Bestmileが車両の運行、制御システムを担当しています。我々が蓄積してきたノウハウとは別に、乗車している人が病気になった場合の対応など、事業者自身はさまざまなケースに対応しなければならないので、マニュアル作成や事業者側のノウハウの蓄積が必要となります。そういった点からも、サービス自体の提供から商業サービスとしての運行までにはどうしてもタイムラグが生じます。

――自動運転車両向けのプラットフォームを手掛ける企業がBestmileしかないのはどうしてだとお考えですか?

光谷氏 自動運転における群制御のアルゴリズム構築には非常に高度な専門知識が必要となるので、その点でBestmileが先行できているためだと考えています。今後、市場が成熟していくにつれて、同業他社が出現する可能性もあります。特にGoogleのような市街地におけるグランドプランにも注目するような企業は、車両だけに着目しているわけではないので、群制御分野への進出が考えられます。

ITS世界会議2018 の Bestmile ブース


――群制御というBestmileの業域は、車両運行において重要だと考えられます。自動車メーカーでの自社開発が進まず、Bestmileに依頼する理由はありますか?


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