BOSCH 年次報告記者会見
2016/7/31(日)
5年後はクルマと人が「対話するように」調和していく未来を
クルマが自宅やオフィスのような空間を作る
クルマがますます多機能になっていく中では、適切な情報を適切なタイミングでドライバーに伝え、ドライバーが運転に集中することを妨げないようにさまざまな機能を使いこなす必要があります。注目すべき技術として紹介された「ハプティックディスプレイ」neoSense(ネオセンス)は、携帯電話の振動と同様に周波数をコントロールすることで、ディスプレイ中にあたかも本物のボタンやダイアルが動いているような感覚を振動で作りだします。ディスプレイの操作に触感を与えることで、ドライバーの運転中のディスプレイ操作の負担を軽減できるとのことです。多くのディスプレイを支えるバッテリーについて、自動車システム統合部の部長・越智純一氏は「現状12Vだけではなく、48Vも視野に入れています。瞬間的に電力を多く使うコンプレッサ等には48Vバッテリーを使用していくという議論もあります」と語っています。
5年後の未来にはクルマは人と「対話するように」動くデバイスとなります。ドライバーをサポートし、あらゆる情報を処理して伝える多機能なクルマを、人がどのように使いこなし、上手く調和していくかが課題となりそうです。
「プレディクティブダイアグノースティック」
製品の状況をクラウドがモニターし、起こりうる製品トラブルを未然に防ぐシステム。ドライバーの余計な来店を防ぎ、修理用品やツールを効率的に用意することができる。
「ハプティックディスプレイ」 neoSense
ディスプレイの操作リアルなに触感を与えることで、ドライバーの運転中のディスプレイ操作の負担を軽減できる。
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