「Like a Bosch」が見せるシェアモビリティの未来の鍵はIoTにあり? CES2019
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2019/2/13(水)
CESの展示会開催に先駆けて行われるメディアデイは世界中から6,000を越えるメディアが集まり、テクノロジー関連企業が新製品やビジョンを発表する重要な場になっている。
今回でCES出展が7回目となるBOSCH(ボッシュ)は、新たなモビリティとスマートホームに関連する技術を中心にした発表と展示を行っている。これからも成長するIoT市場に向けてイメージキャンペーン「Like a Bosch(Boschらしく)」をグローバルに展開すると発表。メディアデイはユーモアあふれるオープニングビデオからスタートし、北米法人のマイク・マンスエッティ(Mike Mansuetti)社長と、グループ取締役会メンバーのマルクス・ハイン(Markus Heyn)氏が発表を行った。
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IoTの存在はモビリティにおいても重要になっている。中心的存在であるミドルウェアのBosch IoT Suiteは、850万個のセンサーやデバイス、マシンをユーザーや企業アプリケーションとつないでいるが、そこにはもちろん自動車も含まれている。また、1995年から100億個以上生産しているMEMS(Micro ELECTRO Mechanical Systems)センサーが、自動車の生産に不可欠となっているのもあり、昨年は全世界で売上高が450億ドルに達したという。
カリフォルニアを拠点とするSiTimes社と共同で開発する次世代のチップは、5G対応やIoTデバイスのバッテリー寿命の延長、さらにAIを使用するドライバーアシスタントシステムの信頼向上にもつなげている。AIについても世界中にリサーチ会社を持っているのが強みで、IoTをつなぐクラウドも所有している。コネクテッドカーとのOTA(Over-the-Air)アップデートをはじめ、モビリティやスマートシティなど、様々な分野で270件以上のIoTプロジェクトをホストしている。
■プレゼンテーションの様子
■オンデマンドシャトルは2020年に100万台へ達する!?
コネクテッドモビリティについては、Move “Like a BOSCH”をキーワードに、Accident-free(無事故)、Stress-free(ストレスフリー)、Emission-free(排出ガスの抑制)をビジョンに掲げる。早ければ2020年に100万台、25年には250万台ものオンデマンドシャトルが欧米や中国で走っていると予測。それに対し、都市部でのシェアライドを可能にし、100%電気で動くシャトルバスやタクシーを開発する技術をすでに持っており、2017年に発表したパワートレイン「eAxel」をはじめ、360度サラウンドセンサー、V2X通信コントロールユニットなどを搭載した都市型シェアシャトルのプロトタイプをブースに展示すると発表した。※このコンテンツはLIGAREオンライン法人プレミアム会員限定公開です。会員の場合はログインしてください。
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