「福岡市地下鉄MaaS推進実証プロジェクト」は、地下鉄の特定エリア1日乗り放題企画きっぷのモバイル乗車券や非接触決済を活用した、新たな乗車券販売方法の検討に資するプロジェクトとして公募されたもので、全3件採択され、そのうちの1件としてジョルダンが採択された。

ジョルダンは2019年よりモバイルチケットを開始し、これまでさまざまな事業者が導入している。今回の実証実験は、「天神・博多間1日フリーきっぷ」という名称で、4月16日～8月15日の期間に大人500円、小児250円で販売する。福岡市地下鉄の天神駅/中洲川端駅/祇園駅/博多駅/呉服町駅の各駅に認証端末を設置し、利用者の端末に表示される二次元コードを読み取ることで、乗降車を行う。

モバイルチケット、および認証端末には、ジョルダンが日本での総代理店契約をしているMasabi社のモバイルチケッティングサービス「Justride」（ジャストライド）の技術を採用した。「Justride」の二次元コードを使用するチケットは、国内の鉄道事業者では初だ。
なお、ジョルダンは、アプリ1つで経路検索～チケットの利用までを実現し、利用者の利便性を高めるとともに、周遊状況の把握を行い、これまで以上にモバイルチケットの効果を向上させるなど、福岡市におけるMaaSの推進に貢献するという。また、継続的にこの技術を全国展開するとともに、利便性向上に向けた新しい取り組みを加速すると述べている。


(出典：ジョルダン Webサイトより)