電車×キャンピングカーのMaaS連携 京急・Carstayが三浦半島で協業
2020/10/14(水)
京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)と、Carstay株式会社(以下、Carstay)は、電車とキャンピングカーのMaaS連携による協業を開始する。第一弾として、Carstayの提供する車中泊スポットの登録・検索・予約シェアサービス「カーステイ」に、京急電鉄が三浦半島の新たな車中泊スポットを3カ所開設した。
三浦半島は多くの自然や鎌倉時代の史跡などの観光スポット、三崎まぐろや三浦野菜などの魅力的な食文化をはじめとする地域資源が豊富だが、半島西側や相模湾側や中央部への交通アクセスや首都圏からの近さから、宿泊客が比較的少ないことが課題となっている。今回の協業では、駅から先の観光スポットへの移動について、“移動”と“宿”の機能を持つキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」と、駐車場や空き地などを車中泊スポットとして登録・検索・予約・決済できるシェアサービス「カーステイ」との継ぎ目ない連携を「トレイン&キャンピングカー」として提案。三浦半島全域を網羅する新しい形の旅行スタイルの造成と、それによる半島全体への経済波及を狙う。
今回開設した3カ所のうち、京急グループが運営する「ホテル京急油壺 観潮荘」(三浦市)と、「観音崎京急ホテル」(横須賀市)の駐車スペースの2つは、10月13日から利用可能。加えて、2020年11月には城ヶ島(三浦市)に、新たな車中泊スポットを登録・開設予定だ。
現在、三浦半島には11月開設予定も含め「カーステイ」の車中泊スポットが計5カ所、半島近辺にはキャンピングカー含め車中泊仕様の車両14台が「バンシェア」に登録されている。京急線沿線では三崎口駅、逗子・葉山駅、神武寺駅近くなどで車両を利用できる。