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京王電鉄ら6社、タッチ決済対応カード等を活用した乗車サービス実証開始

2023/12/20(水)

京王電鉄株式会社(以下、京王電鉄)らは12月13日、タッチ決済対応のクレジット、デビット、プリペイドカードや、同カードが設定されたスマートフォン等およびQRコードを活用した乗車サービスに関する実証実験の開始を発表した。

同実証は、京王電鉄、三井住友カード株式会社、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社、株式会社ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社、QUADRAC株式会社の6社で行う。2023年度中に一部の駅にて、2024年度内には全駅を対象に開始する。

今回の実証の目的は、鉄道をはじめとする公共交通利用において、新たな乗車サービスを提供することだ。
「タッチ決済に対応したカードと同カードが設定されたスマートフォン等による乗車サービス」では、一定の利用条件を満たすことで、利用後に割引を適用する企画乗車券のようなサービスの提供を予定している。ほかにも、「QRコードによる乗車サービス」では、企画乗車券を販売サイトで事前に購入。そしてスマートフォンに表示されたQRコードを自動改札機にかざすことで、京王線の利用ができるという。

なお、京王電鉄は同実証を通じて、多様化したライフスタイルとニーズに対応し、タッチ決済対応のカードやスマートフォン等1つでシームレスに移動できる多様な乗車サービスを提供する。

また、各社と共創し、新しい技術の採用やDXへの取り組みによって、京王沿線の回遊性向上と新たな移動需要の創出による「まちの活性化」を目指すと述べている。

参加各社の役割

参加各社の役割



現在、鉄道各社でQR決済やタッチ決済の導入に向けた動きが盛んとなっている。京王電鉄はMaaSサイト「TAMa-GO」の中で、高尾山・調布エリアのバスやケーブルカー・リフトの乗車券と、周辺施設の利用券がセットになったチケットをサイト上で販売するなど、デジタル技術の導入を進めていた。

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