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小田急電鉄×ヴァル研究所 データ共通基盤「MaaS Japan(仮称)」の開発へ

2019/4/5(金)

小田急電鉄株式会社(以下「小田急電鉄」)と株式会社ヴァル研究所(以下「ヴァル研究所」)は、4月4日に、鉄道やバス、タクシーなどの交通データやフリーパス・割引優待等の電子チケットを提供するためのデータ基盤「MaaS Japan(仮称)」を共同で開発することを合意したと発表した。(「MaaS Japan」は小田急電鉄が商標出願中)
小田急電鉄は、開発するデータ基盤を利用したMaaSアプリケーションを用いて、2019年末までに箱根エリアと新百合ヶ丘・町田エリアで、利用者のニーズなどを確認する実証実験を実施する予定。また、このデータ基盤はMaaSアプリケーションへの提供を前提とした日本初のオープンな共通データ基盤として、他の交通事業者や自治体等が開発するMaaSのアプリケーションに活用できるものとする。

これにより、小田急電鉄が実施する実証実験の対象エリア以外においても、交通事業者・自治体等がMaaSの実証実験を容易に実施できる環境を提供する。本データ基盤を通して、国土交通省の「都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会中間とりまとめ」も踏まえながら、日本のMaaSアプリケーションの普及・拡大に貢献することを目指している。

 
小田急電鉄は、小田急グループの鉄道やバスなどの交通データをこのデータ基盤に接続させるとともに、ホテルや商業施設とのシステム連携なども進める。ヴァル研究所は、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「mixway(ミクスウェイ)」を開発した実績を活用して、鉄道やバス、タクシーのほか、オンデマンド交通にも対応したデータ基盤の開発を進める予定。

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