Osaka Metro、万博に向けてデマンド型バスや自動運転化 チケットレスやキャッシュレスも
2019/4/22(月)
大阪市高速電気軌道株式会社(以下、Osaka Metro)は、4月19日に「Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画」を策定したことを発表。デマンド型バスや自動運転化などの新しい交通サービスやチケットレス・キャッシュレス化を進める。
Osaka Metroは2025年に開催される万博に向けて、全ての駅にホーム柵を設置。併せて、乗降時の段差やすき間を解消し、バリアフリー化も推進する。また、2021年までにセキュリティカメラを増設し、AIを活用した自動検知技術で駅構内での移動サポートや、駅構内での見守りサービスを行う。さらに、事前に顔写真を登録することで、顔認証によりチケットレスで改札機を通過できる。駅ナカや地下街も同様に、顔認証によりキャッシュレスで各店舗のサービスが利用できる。顔認証によるチケットレスは2024年までに全駅で、キャッシュレスも同様に2024年までに利便施設・商業施設で導入される。鉄道においては、2024年度に中央線の阿波座駅~夢洲で自動運転の実証実験を開始し、バスは2020年度に夢洲・舞洲など4路線でレベル3の自動運転を実用化。万博会場への輸送を行う。他にも、生活まちづくり企業として2025年度に目指す姿として、新しい交通サービスや次世代の都市生活サービスを提供することを掲げた。具体的には、商業施設やホテル、エンターテインメントなどの都市生活サービス、オンデマンドバス※などのデマンド型交通や、前述の地下鉄やバスの自動運転化、チケットレス化やキャッシュレス化に取り組む。さらに、これらの顧客データを経路検索アプリや決済システムに活用していく。
※スマートフォンで事前予約すると予約状況に合わせたルートで運行。2021年度に実用化する。