トヨタとナビタイム、MaaS領域で提携 マルチモーダルルートを共同開発
2019/7/18(木)
株式会社ナビタイムジャパンとトヨタ自動車株式会社は、7月18日、トヨタが提供中のマルチモーダルモビリティサービス「my route」にて、マルチモーダルルートを共同開発すると発表した。
「my route」は、公共交通、自動車、自転車、徒歩など、様々な移動手段を組み合わせてルートを検索し、必要に応じて予約・決済までを行うことで、移動をサポートするサービス。2018年11月1日から福岡市で実証実験を行っている。今回の提携において、ナビタイムジャパンは「my route」に「NAVITIME」の「トータルナビ」で培ったマルチモーダル経路探索エンジンをAPI形式で提供し、徒歩、鉄道、バス、飛行機、車(タクシー、レンタカー、自家用車)、自転車(シェアサイクル、自家用自転車)などの様々な移動手段を組み合わせて、複数の移動ルートを提案する計画だ。
さらに今回の取り組みにより、「乗換に適した車両情報」や、「目的地や乗換に一番近い駅出入口情報」のように、複数交通手段を組み合わせた際にもスムーズな移動を促す、きめ細かな案内情報の表示などが可能になる予定。共同開発したルートの本アプリへの実装は7月30日を予定している。
両社の提携により、交通・観光ビッグデータ等を活用し、社会解決の課題に取り組まれる事業者や自治体への支援や連携を通じて、より快適な移動体験の実現が期待される。