WILLERら、AIオンデマンド交通サービスを常滑市で運行開始
2023/11/22(水)
WILLER株式会社(以下、WILLER)は11月20日、同社らが参画するサスティナブル公共交通推進プラットフォームが、愛知県常滑市(以下、常滑市)でAIオンデマンド交通サービスを12月1日に運行開始すると発表した。
同実証では、住民の移動ニーズにフィットした既存の公共交通と連携するAI オンデマンド交通の実証実験を行うとともに、地域特性を生かして観光客の移動を取り込む。これにより、持続可能性の高いビジネスモデルを創造できるかの有用性を検証する。くわえて、同実証では、ショッピングモール等との共創により、外出意欲が高まるイベントなどの情報を発信。移動手段とセットで移動目的を提供することで公共交通の利用者を増やし、住民の健康増進を図る。ほかにも、空港島に訪れるコンベンション利用者を市内へ誘客するサービスの提供を通じて、将来的に住民と来街者の移動ニーズを集約したビジネスモデルによって持続可能性を高めることが有用であるかを検証する。
また、同事業は、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プログラム」の採択を受け、「とこなめサスティナブル公共交通推進プラットフォーム」を立ち上げ、実施するものだ。なお、WILLERは、今後住民や共創団体との意見交換により適宜サービスを見直し、導入に向けた課題を検証していくと述べている。