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ダイムラーとBMW提携 2020年代中頃までにレベル4の自動運転を目指す

2019/3/7(木)

ダイムラーとBMWは、2月28日、自動運転で提携する覚書(MoU)を締結した。運転支援システム、高速道路での条件付き自動運転、自動パーキング機能などの分野で、「次のテクノロジー・ジェネレーションまで一緒に取り組む」計画だ。なお、両社は2月22日に、カーシェアおよび駐車場検索などのモビリティサービスに関する共同出資会社を設立すると発表している。
ダイムラーはこれまで、メルセデスベンツでさまざまな取り組みを行い、自動運転の技術を培ってきた。高速道路や町中での自動運転はすでに一部実現している。システムによって車線変更やブレーキ操作などで運転を支援することも可能になった。ただしダイムラーはこういったことを自動運転ではなく、「インテリジェント・ドライブ(知能運転)」と位置付ける。つまり、レベル2の自動運転にとどまっているのだ。

両社は本提携で、2020年代中頃までに、限られたエリアでレベル4の自動運転を実現することを目指す。現在選定した地域はドイツの高速道路であるアウトバーン8だ。その後、アメリカ、中国にも展開する予定。自動運転における連携は、共同出資会社を設立せずに、両社のブランドにとってメリットのある汎用プラットフォームを構築することを目的としている。

ダイムラーの自動運転研究開発部署の責任者であるMichael Hafner氏は、「自動運転への道は登山のようだ。頂上に近ければ近づくほど空気が薄くなり、ハードルも上がってくる。そのため、力強いパートナーが不可欠だ。われわれにとって、BMWがそのパートナーに値する」とコメントした。

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