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KDDIら、複数の公共交通機関をスマホ1つで利用できる実証実施

2022/11/29(火)

バス・鉄道での
本サービスの利用イメージ

徳島バス株式会社(以下、徳島バス)、四国旅客鉄道株式会社(以下、JR四国)、KDDI株式会社(以下、KDDI)は、スマートフォン1つで複数の公共交通機関をシームレスに利用可能とする実証実験を実施する。11月9日付のプレスリリースで明かした。

徳島県南部地域では、徳島バスとJR四国によるバスと鉄道の共同経営を4月から行っている。目的は、地域の旅客運送サービスの利便性向上と、四国に最適で持続可能な「公共交通ネットワークの四国モデル」の構築だ。



しかし、地域交通の利便性が向上する一方で、乗務員にとっては安全な運行管理業務にくわえて、煩雑なアナログ業務が増えている課題もあったという。具体的には、高速バスの乗客対応、路線バス区間として県内乗降客対応、バスと鉄道の共同経営によるJR切符でバスを利用する乗客確認などだ。

同実証では、バス車内や駅に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすだけで、徳島県南部地域のバスと鉄道の利用・決済が可能な「スマホタッチ支払い」を提供する。

3社は、同サービスで共同経営区間の乗降をデジタル化し、利用実績をスムーズに把握することで、利用者・乗務員双方の利便性向上を図る。さらに、今回の実証を通じて、同サービスや同サービスに関連する各種技術、地域住民における受容性と運転業務に関わる乗務員の業務効率化を検証し、地域に最適な公共交通モデルを共に考えていくという。

なお、同実証は、徳島県の公共交通スマート利用応援事業補助金(DXによる利用促進・生産性向上等補助金)を活用し実施する。実施期間は、2022年11 月16日~2023年2月15日の予定だ。

高精度位置測位サービスを活用した
バスにおける本サービスの
利用イメージ



(出典:JR四国 Webサイトより)

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