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神姫バスら自動運転バスの公道実証 ― 播磨科学公園都市発のサービス実用化へ

2019/12/25(水)

自動運転バスが走行する様子

写真提供:神姫バス

12月5日から9日、神姫バス、ウエスト神姫、アイサンテクノロジー、埼玉工業大学、ティアフォーなどが参画し、兵庫県の播磨科学公園都市で自動運転の公道実証運行を行った。都市内の公道約3kmをマイクロバスタイプの自動運転車両が走行したほか、期間中には小型自動運転EVの乗車体験なども実施した。
実証地の播磨科学公園都市は、兵庫県の南西部・西播磨地域の山間部に位置し、大型放射光施設SPring-8やX線自由電子レーザー施設SACLAをはじめとした先端技術の研究拠点や医療施設などがある。2018年5月にも兵庫県、神姫バス、ウエスト神姫、SBドライブが共同で、フランス・NAVYA社の自動運転EVバス「NAVYA ARMA」を用いた実証実験を行っている。


今回の公道走行実証では、神姫バスとウエスト神姫がドライバーおよび運行管理、アイサンテクノロジーが実証運行の全体調整と高精度3次元地図の作成、アイサンテクノロジーから委託を受けた埼玉工業大学が自動運転車両の提供、ティアフォーが自動運転技術の提供と実証オペレーション支援をそれぞれ担当した。



「バスタイプ リエッセII」をベースした車両にドライバーとオペレーターが搭乗し、遠隔監視をした状態で、自動運転ソフトウェア「Autoware」と事前に作成した3D地図により走行した。実装した機能は自己位置推定や障害物認識(停止、回避)など。都市内の公道約3km(芝生広場から理化学研究所まで)の区間を走行し、理化学研究所関係者のほかに一般市民からも試乗者を募った。埼玉工業大学によると、兵庫県の公道を本格的な自動運転AIが搭載された自動運転バスが走行するのは今回が初めてとのことだ。

また、公道走行の実証期間中には、小型自動運転EVの乗車体験も実施した。車両はヤマハ発動機製の電動ゴルフカートにティアフォーが自動運転システムを搭載した「Milee(マイリー)」を使用、車両はアイサンテクノロジーが提供した。今回の乗車体験では、遠隔型自動運転により時速7km(車両最大速度は時速19km)で、構内の駐車場を走行した。



そのほか、実証期間中には「スマートシティ・ラボ@播磨科学公園都市」を開催(主催:兵庫県企業庁・西播磨県民局)。次世代のモビリティサービスなどを体験できる機会として、電動キックボードや超小型EVの試乗体験、遠隔診療やドローン搬送のデモ、自動運転実用化に向けた課題やスマートサービスをテーマにしたフォーラムを行った。

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